2011年10月26日水曜日

イスタナ オープンディ

イスタナとはマレー語でPalace(王宮)の意味。
大統領官邸です。
MRTドービーゴート駅を降りてプラザシンガポールのお隣の熱帯樹に囲まれた白い門が入口。
オーチャード通りに面した熱帯樹林の奥行きが敷地の大きさを想像させますが、一歩中に入るととても都会の中心地をは思えない広々とした芝生が広がっていました。

今日は年に5日のオープンディの一日。パブリックホリデーに開放されます。日程はその年に寄って違うのでホームページで要チェックです。

こちらが正門。低めの白い門と塀がオープンな雰囲気。公園かと思うほど。
朝からお日様がまぶしかったので、急いでオープン目指して行きました。9時前に到着!
聞いていた行列も出来てない。。。シンガポール人は無料、外国人は寄付と称して1$お支払いします。さらに宮殿に入る前にも1$の寄付箱がありました。(^_^;)

 

まず目に飛び込んでくるのはひろ~い敷地。整備されていて綺麗。
ゴルフ場みたい~~~ 

 あれ?このカートって・・・

大きく茂った熱帯樹のスロープを歩くこと15分・・・
結構歩きます。
朝だったので、木蔭が涼しく気持ちよかった♪

 日本庭園という名の一角。。。(-"-)

 あれって、ピンホールだよね・・・?
やっぱりゴルフコースだったんだ!
 正門から15分ほど歩くと王宮に辿り着きます。
噴水のあるテラスも広々としていて綺麗。
真っ白い建物と青い空、緑の芝生。
思わず近くにいたカップルに携帯を渡してシャッター押してもらいました。



 宮殿内も見学できます。これも1$です。
安いからいいけど、寄付って名目はなんか腑に落ちない。。。
中には各国から贈られたプレゼント、御土産が展示されていました。
例えば、日本からは市松人形、アラブからは金の鳥、マレーシアからは真鍮のお皿?等々
応接室やダイニングはけして豪華ではない気がしました。(写真禁止)
 帰り道、色々なテントが出ていてその中のひとつにインコが・・・
隠れインコファンには嬉しい。
でも、しゃべんないんだ。。。興味半減。
一緒に写真を撮りたい人は10$寄付しなければいけません。
ここでも寄付というのがなんとなく腑に落ちず、断念。


 赤い帽子に白の制服が爽やか!

正門に戻ったころには結構汗が出てるし、小腹も空いたし・・・で
次の目的地までバスに乗り、
降りたエスプラネードでカヤトーストとコーヒーのセットをおやつにしました。
これは、シンガポール風カフェの定番。
バターとカヤジャムを挟んだトーストに粉っぽいコーヒー(練乳入り)です。
KillineyKopitian」はシンガポールで一番古いカフェ。
Killiney Rdの本店は今でもローカルな雰囲気のまま。チェーン店があちこちにありますが、
私は本店の雰囲気好きです。
やっぱりここのカヤジャムが一番フレッシュで美味しい気がします。
※カヤジャム=ココナッツと卵、砂糖で作るジャム

目的の「クッキーミュージアム」と「マックスブレナー」はお昼過ぎの開店・・・せっかく来たけど、
ここからは歩いておうちに帰ります。

マーライオン見ながらデートしてるカップル。おだやか~
 マーライオンの後ろ姿。レア(笑)
裏には元祖マーライオンが置かれてるの知ってる人少ないんです。
こっちも注目してね!

2011年10月8日土曜日

Fort Canning Park

明治屋さんでお買いものを終えて空を見上げると薄曇り。ちょっとブラブラしてみる気分になり通りを渡ったところにある「フォートカニングパーク」へ足を向けました。
ここはシンガポールの南に位置する標高たったの163mという丘ですが歴史的な場所です。そもそも、1819年にラッフル卿が到着する以前の歴史というものはほとんど記録にないのですが、この丘には14世紀にマレーシアの王が定住していたことが分かっています。かつては王宮があった場所として「禁じられた丘」と呼ばれていたこの場所は、今でも都会の喧騒を逃れ緑に覆われたオアシスです。

Fort(要塞)の名が付くように、植民地当時、港が見渡せ各国の船の往来を確認することが出来たこの丘には、砲台が設けられ(実際威嚇の意味で発砲したことはないようですが)、交信センターとしても役目を果たしていたのです。


リバーバレーの方から上りました。


日曜の昼間だというのに人気がなく、時々ジョギングをしている欧米人をみかけるくらい。
観光の方や若い女性は正面から入った方がよさそうです。

熱帯の木々が生い茂っています。

  

砲台の向いている方は海。木に隠れて映っていませんが、マリーナベイサンズが見えていました。

ラッフルズ卿はこの丘に魅せられここに家を建てたそうです。その建物は改装されて「フルート アット ザ フォート」というレストランになっています。(写真がない;;;)
とても素敵な雰囲気なので、近々ランチ企画しなくては!

そして、その近くにラッフルズテラスが作られ、ここからはマリーナベイを真っすぐに見ることが出来ます。高い建物などなく埋め立てもされていなかった当時は港が一望でき、美しい眺めはラッフルズ卿の心を捕えたことでしょう。


まん中に立っているのは旗竿。
ここに各種の旗を取りつけ交信、伝達したそうです。


赤い屋根の建物から見るマリーナベイサンズ。
そして旗竿。
こちらがHill Street 側の入り口。正面になります。
 Hill Street入口の横には Central Fire Station があります。この周辺は当時から栄えていたため一度火事が発生すると狭い通りを火が瞬く間に走り抜け大火事が発生したこともしばしばだったようです。

消防署の建物も素敵。
後ろに見える緑はフォートカニングの丘。
現在もちゃんと機能している。
ちょうど救急車がサイレンを鳴らしながら出動していきました。
こんなこともあろうかと、カメラ持参で買い物に行ってよかった。
いつも行き来している身近な場所にシンガポール随一の歴史に満ちた場所があるとは。。。
往来の激しい通りから一歩丘へ足を踏み入れると、太陽の光は生い茂った木立に遮られ、どこからともなく心地よい風が肌を撫でていきます。思ったよりずっと涼しくて時々寄りたい場所のひとつとなりました。
まだ見学できていない場所があるようなので、また次回のお楽しみに・・・。