2012年4月9日月曜日

ヨルダン一人旅 1日目マダバ、ネボ山(3月24日)

今年の始めにTV番組で真鍋かおりさんが、思い立ったらすぐにチケットを取ってひょいとどこでも行っちゃうと言ってるのを聞きました。
羨ましいな、、、とその時思ったけど、ふと羨ましいじゃなくて自分も今なら出来る!って気付いたのです。
そこから一人で行くならどこにしようと色々調べ始めて、インドかヨルダンに白羽の矢が当たった訳です。
とは言え、バックパッカーの様なまねをするつもりはなく、冒険しつつもお姫様気分も味わおうというのがテーマ。
インドもヨルダンも初めてですが、インドは話題になってるホテルに泊まり、全行程ガイドを一人つけるとなるとかなりの金額になってしまい予算オーバー。日本からツアーに入った方がよほどお得になります。ヨルダンは一人旅をするには程よい大きさ、中東という謎めいた国にも興味が俄然湧きました。
隣国のシリアは今情勢的に危ないし、イスラエル、イラク問題もありますが、ヨルダンはまずまず安定しており平和。

行きたいところは「ペトラ遺跡」「ワディラムの砂漠」「死海」。
全行程の手配は日通トラベルさんにお願いしました。

24日午前2時過ぎ初めてのカタール航空に乗り、ドーハ経由アンマンへ出発。
ドバイでは8時間の乗り継ぎ時間があります。
このドーハ、ほとんどの乗客が乗り継ぎのため、トランジットのターミナルが「ファースト、ビジネス」クラス用と「エコノミー」クラス用に分かれています。
今回はエコノミー。長時間になるので乗り継ぎで体力消耗してしまわないかと少し不安でした。後で分かったのですが、ある条件を達成するとカタール航空でホテルを手配してくれるそうです。でも、代理店を通して予約も必要とのことなので、これは覚えておこうと思いました。
今回はその条件にも合わず、エコノミーのターミナルでレスト。未明の到着だったためそれほど混雑もしておらず、割とのんびりと出来ました。まずはゆっくり一階と二階を散策。それほど大きなターミナルではないので、すぐに飽きてしまいますが、仮眠室がありました。
女性もチラホラいるし、中はライトは消されていますが、全面ガラス張りでそれほど悪い雰囲気ではなかったので、背に腹は代えられないとここで休むことに。
仮眠用の椅子もちょっと固めだけど、2時間くらいは熟睡できました。ウトウトしながらここで4時間くらい過ごしたと思います。
ミールクーポンも配られるので、簡単なスナックですがお腹に入れて、メールチェックしたりFBのチェックしたりしていると案外時間は潰せました。
ドーハ空港トランジットターミナルの窓から
中東に来たなという感じの建物
ドーハからアンマンまで3時間のフライト。そして、ついにアンマンです。
迎えに来てくれたドライバーさんは初老の(と見えたが後になって同い年と判明)きちんとした感じの方でホッと安心。このアズナンさんに5日間御世話になることになります。
アンマンのこの時期は日本とほぼ同じ。今年は寒いと聞いていたので、死海の温暖な気候にも対応できるよう重ね着して行きました。
半袖Tシャツの上に長袖ハイネック薄手カットソー、その上にパーカーを着て、さらにスプリングコートです。これで、気温に応じて脱いだり着たりすればOK!
アンマンでは全部着ていました。

短い日程なので、スケジュールはかなりタイトです。
到着して休む間もなく早速最初の観光地へ。
「マダバ」という聖書にも名前が載っている小さな山合いの街です。
セントジョージ教会という小さい教会があり、そこにモザイク画がたくさん飾られています。
写真で撮るとかなりカラフルな印象です。


床に施された古代エルサレムの地図
上部は死海です。
良く見ると魚が描かれていたり
道の両脇に列柱が書かれていたり
家々も個性的に表現されていてユーモラスでもあります。
モザイクは自然の岩を砕いたもので作られているので
色合いもシック
文字の配列やデザインも素敵です。

外観はこんな感じ
小さな簡素な建物です


マダバの街は小さくて昔の街並を思い起こさせる


カフェでくつろぐ人々
2時半に飛行機が到着して、駆け足の観光。
次はネボ山に向かいます。マダバから20分くらいだったかな。
ネボ山はモーゼの最期の地と言われています。
山頂には記念館のようなものがあるそうですが、残念ながら閉館になっていて見ることが出来ませんでした。

ネボ山からの眺め
岩肌が露出した光景は日本のそれとは違い荒涼としています


この地の工芸品、モザイク画です。
自然の石の色をそのまま使っているので、落ち着いた色合い。
私の家には合わないので、買いませんでしたが。 

これくらいのものを完成させるには3ヶ月くらいかかると言っていました。
目や背中が痛くなるので一日3時間くらいしか作業できないとか。
ここは障害者の方々は働いていました。
作品は大きさというよりは細かいピースを使っている方が高価だそうです。
ネボ山を後に3時間ほどかけてペトラに向かいます。車の中では頭は妙に冴えていましたが、できるだけ休むことにしてウツラウツラした頭で車窓を眺めていました。
ペトラの街に入ったのはすっかり日も暮れた7時頃。
山間の田舎の街と言った感じです。民家の灯りがともり、とても綺麗な光景でした。
ホテルではビュッフェ方式の夕食。ただアラブ料理が多くて疲れた体にはちょっとしつこく感じたので、フルーツや野菜を中心に軽く済ませ、夜中に眠れなかった時のためにりんご一個をぽっけに入れて、部屋に戻りました。
7時間の時差で眠れないのではないかとドリエルを持参しましたが、これだけ疲れると時差など関係なくあっと間に眠りに落ちました。
シンガポールを出て24時間、ペトラの街。


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